まかれたところで咲きましょか
半径5メートルの雑談記
プログレス

「どうせ無理」につけるクスリ。純粋無垢に「やってみよう」の世界

「町工場からロケットが飛ぶ。北海道の植松電機の植松努さん」と書いてあるイラスト

あーいい話だなあ…

聞いていると効いていく。

例えるならお腹がすいている時、ちょうどよく目の前に出されたアツアツの雪見うどん。

フーフーハフハフ。

最後の一滴まで汁を飲み干していくうちに、しみしみしみしみー。

喉から胃袋にかけての消化ラインが、全面的に喜んでいる時のよう。

お腹がすいた時に丁度良いタイミングで出てきたアツアツの雪見うどんの写真「おかわり、もう1杯!(再生、もう1回!)」が口を突いて自然と出てしまうね、これは。

今回、紹介したい語り部(TED×Talkで人気の日本人プレゼンター)は、植松努さん。

「てへへ」っと笑うところが、なんだかお茶目な方だ。

目次

植松努さんはどんな方か?

自作ロケット

北海道にある赤平市という小さな町。植松さんは、そこで株式会社植松電機という町工場をつくり、切り盛りしている。

主な製品は、工事現場などで使うリサイクル用マグネット。社員は17名。

一見するとなんの変哲もない会社なのかもしれない。が、ここからがちがう。

植松電機は、もうひとつ別の姿を持っていて、「国家事業」に匹敵する、ロケットの開発や飛行実験といった宇宙関連の仕事もやってのけてしまうのだ。(見学者は年間10000人を超える)

資金がなくたって、ものづくりは得意。自分たちの得意を活かして、実際、世界に3つしかないという無重力実験装置を、工夫をしながら完成させている。

本業の傍ら、数多くの講演をこなし、書籍を出している植松さん

調べて追っていくうちに、「下町ロケット」というドラマのモデルになった会社なのでは?という話を見かけたが、この点は、本人が否定されていた。

植松努さんのTEDスピーチ

スピーチ当時の植松さんは47歳。タイトルは「思うは招く」。

内容は、「苦手なものほど挑戦を」「それがあなたの成長に」

…なあんていう、猫ならそっぽ向きそうなものではないので、ご安心を。


出典:Youtube TED×Talks「Hope invites」 Tsutomu Uematsu TEDxSapporo

かん
かん
えみさんも、見てみてよ。全部で20分くらい。

いいなあ。真意が伝ってくるなあ。

えみさん
えみさん
見たよ。キャラが立っているよね。

Facebookのタイムラインでもあがっていたね。

全部で30点。植松努さんのスピーチで首を縦にふったところ

純粋無垢にやってみよう

ここがいいんだよなあ。植松さんのスピーチに、個人的に、うなずきながら取ったメモ。

夢ではない。手段に過ぎない。

大好きだったおじいちゃんと一緒に、テレビでアポロの月着陸を見た。

その時、おじいちゃんはすごくうれしそうだった。その笑顔がまた見たくて、飛行機とかロケットが好きになった。

 

だれにもとられない。本を読みなさい。

樺太のおばあちゃんからの言葉。一夜にして、お金がただの紙くずに。

お金は値打ちがなくなるくだらないもの。けれども身についたものは奪えない。

本を買って読みなさい。それが新しいものを生み出すんだから。

だから本屋が大好きになった。

 

夢ってなんだろう?できそうな夢しか見ちゃいけないの?

一生懸命、飛行機、ロケットの勉強をした。ところが「夢みたいなことを言っていないで、テスト勉強しなさい」と中学の教師に言われて、かなしくなった。

そもそも宇宙なんてよっぽど頭がよくないと。
それにすごくお金がかかるんだぞ。だからそれは別世界の話だと。

 

できるかできないかなんて誰がきめるんだろう?

考えて至った結論。やってみなきゃわかんないはずなのに、やったことがない人が言うのはへんだな。

 

いろんな大人におどされた

「ちゃんと勉強しないと、いい会社に入れないから大変だよ」って。あんまり成績がよくなかったから。

 

いい会社ってなんだろう?

心配になって質問したら、大人が教えてくれた。「安定していて、楽をして、お金をたくさんもらえるのがいい会社なんだよ」って。

勉強すればするほど、能力が身につくはず。それなのに、できるだけ能力を使わないで、楽をするために勉強するんだっていうことに、納得がいかなかった。

 

実は、お金ってたいしたことがない

欲しいものが手に入る。それはお金もちだから、お金があるから手に入るんだっていうのは、ぜんぜん違う。

わたしたちが、モノでもサービスでも手にすることができるのは、どっかで誰かががんばって、つくってくれているから。

何かをお金で買うことができるのは、売ってもらえることができているからだけの話。

 

自分ができないと、どんどんお金がかかる。

自分ができなかったことが、どんどんできるようになることが大事。

自分ができれば、誰かにしてあげることができる。仕事になる。
人間にとって大事なのは、すばらしいのは、できなかったことができるようになっていくことかも。

今、できないことを追いかけることが夢。これは正しいかも。

 

事業が大成功。そして大失敗。

競争社会へ。競争相手を人を蹴落とす。えげつないこと、冷酷なこともできるようになった。

売上があがって、ほめてくれるのは銀行の人だけ。合理でしか考えられない状態に苦しむ。

 

いくらお金を寄付したとしても解決にならない。

よこしまな気持ちで、児童養護施設でボランティア。家庭で虐待を受けて育った子どもに出会う。スキンシップを求めてきた男の子の夢は、親ともう一度暮らすこと

「なんのために人をやっつけてまで金を稼いでいるんだろう」という疑問が沸く。

 

先生の言葉。どーせむり。

先生がよく使っていた。人間の自信と可能性を奪う、とっても簡単な言葉。らくちんになれる恐ろしい言葉。

 

お金で自信を買う。

身を飾る。自慢する。見下す。人の努力をじゃまする。

それはかわいそうな人。自信をなくした。自分の自信を守りたくて、他の人の自信をうばうことにはしる。

 

アフリカでは人の命を奪ってでも

自分なんて勉強したってむだだ、努力したってムダだ。

がんばれないから。生み出せないから。奪うしかない。

 

どうせむり。人間は最初は知らなかった。いつおぼえるのか。

宇宙かな?

宇宙開発なんて聞くと、国家事業だって思い込んでやいやしないか。やったことがない人が、てきとうな、やらない言い訳をおしえてくれる。

周りの人たちに理解されないいでいつづけると、自分の好きなこと、信じていることを言えなくなる。

なにしていいかわからなくなる。なにができるのかもわからなくなる。

助けてくれたのは、エジソン、ライト兄弟など本の中の人たちだった。

 

人の出会いには意味がある

出会うのは、ふたりとも足りないから。足りないから助けあえる。

足りないことは、バカにしちゃいけない。はずかしいことではない。

 

中途半端は恥ずかしい?

中途半端を恥ずかしがるのはナンセンス。なにもしない、なにもできないよりぜんぜんいい。

 

「どーせむり」に出会ったら?

これをなくせばいい社会になる。なくすために、力を貸してほしい。いじめも虐待もなくなる。

この言葉に出会ったら「だったらこうしてみたら」と言ってほしい。

 

ぼくらが一生懸命学んできた学問ていうのはなんなのか?

だれかに評価されるためのもの?とんでもない間違え。

学問ていうのは、社会の問題を解決するために人類が生み出したもの。
必死になって築き上げたもの。

 

教育とはなんなのか?

失敗のさけ方、責任のさけ方という要領のいい生き方を教えるためのハウトゥーなのか。

全然違う。

教育っていうのは、死に至らないための失敗を安全に経験させるためのものだった。

まったくおかしくなったのは、失敗をマイナスだと思う大人がたくさんいたから。

その人たちがみんなの可能性と自信を奪ってきた。

 

これからの世界をよくしていくためには?

だいじょうぶ。やったことがないことをやりたがる人、あきらめない人、工夫する人が増えればいいんです。

 

そういう人はどこにいるのか?

みんなです。小さいころを思い出してみて。
ボタンがあったら押してみたかった。ハンドルがあったら回してみたかった。

そして「余計なことをすんじゃない」っておこられるものだったんです。

生まれた時から、諦め方を知って生まれてきた人間なんてひとりもいない。みんな輝いて生まれてきたんです。

 

自信を取り戻すためのいい方法がひとつだけある。

それは、やったことがないことをやってみること。
それだけで、ちっこい自信が沸いてくるから。挑んでみて欲しいと思う。

 

やったことがないことをすれば失敗をする。

でも、やったことないことをやると失敗するんです。

まずいと思ったら逃げるのも在り」ということをわすれないで。

まじめでやさしくて責任感がある人ばかり死んでしまうから。

だから「まずい」と思ったら逃げるのも絶対ありなんです。

 

失敗した自分、逃げた自分、あきらめた自分を絶対に責めないで。

へこまないで。そんなことする必要はない。

くるしい、つらい、くやしい、かなしい、申し訳ない、はずかしい、とかぐるんぐるん。

そうしている最中は、「ただいま成長中」と言えばいいんです。ぷりっと一皮むける。

 

なんのために生まれてきたのか

生まれて初めての人生を、一回きりの人生を、ぶっつけ本番で生きている。

ぶっつけ本番だから失敗するのは当たり前。失敗からデータを集めていると思って乗り越えて欲しい。

してもらうためや、あきらめるため、そんなことのために生まれてきたんではない。

世界を救うために生まれてた。

 

世界を救うの簡単です。

世界を構成するすべての人間が、「自分なんてー」と思わなくなるだけで、世界は救われてしまう。

ひとりひとりができる世界の救い方です。

今日から救ってください。「自分なんてー」と思わないでください。

 

ただそれだけで、社会はきっとよくなる。

ぼくらがやっていくことは、できない理由をさがすことではない。

できる理由を考えること。

 

思うは招く

小さいころから飛行機、ロケット大好きでした。でもやったことない人は「そんなことできるわけない」と、さんざん言いました。

でも、母さんは「思うは招く」って教えてくれました。思い続けたらできるようになりました。

だから思い続けるって大事です。

 

最後に一言

「この一言があればどんな夢でも叶っちゃうよ」っていう一言をプレゼント。

「だったらこうしてみたら」で、夢はかなう。

自分の夢をだれかに語った時に、「いやーそれむりだわ」って言われたら、元気なんかなくなる。

でも、「だったらこうしてみたら?この間本屋にこんな本売ってたよ」「この間、テレビでこんな番組やっていたよ」て言われたら、その方が元気が湧く。楽しいです。

 

「だったらこうしてみたら」が世界中で流行ったらいいな。

そうしたら「どうせむり」がなくなると思っている。

お互いに夢をしゃべって、お互いに「だったらこうしてみたら」で元気にしあっていたら、全員の夢がかなってしまうんです。全員有名人。すばらしい。

それがきっと、僕たちが出会えた意味かもしれませんから。お互い助け合っていきたいと思う。せっかく出会えたから仲良くしてほしいと思う。

 

かん
かん
ふう~。しかしまあ、振り返ってみると、あるもんだ。こころの道には、たくさんの穴があいている。

落ちると嫌だから、マンホールみたいに重たい蓋をかぶせたままの。

あーでもなあ。くさい匂いは元から立たなきゃな。

蓋をずらして、やってみよう。ロープを垂らして、クリフハンガー。

助言をにぎって掃除だ、掃除。

えみさん
えみさん
わたしは、植松さんのスピーチにね、父親と将来の話をすると、いつもバトルをしていたの思い出した。

中学生くらいの時は、デザインの学校に行って、服飾デザイナーになりたいって言っていたんだけれど、父親は「デザインなんかで飯が食えるか!」って。

その反動から絶対行こうと思って、本当に行ったんだけれど。

反対されることをエネルギーに変えていた気がする。ちなみに父の職業は警察官だった。

かん
かん
誰に言われても、はじめると思わなかったのが、中に目を向けられるようになりました。嫌々ではなく掘り下げて。

植松さん、こんな機会を与えてくれてどうもありがとう。

植松努さんの講演以外に見つけた「やってみよう」精神を感じたもの

WANIMA やってみよう

丘ーを越えーいこーよー 口笛ー吹きつーつー。

「ピクニック」だったか。小学校の音楽の時間に覚えた曲。

それをロック調にアレンジしたものだと思うんだけれど(「やってみよう」で検索に引っかかった)、元気があるね、この「やってみよう」の歌も。

オフィシャルビデオが配信停止状態になっていたので、ここでは載せるのを控えておきます。auのコマーシャルソングに使われていた模様。聞きたい方は「WANIMA やってみよう」で検索をされてみてください。

植松さんが講演する時の入場テーマ曲になりそうだな。

ランララランランやぎさんも、メエー。

このメロディーに、自分だったらどんな歌詞を載せようか。

考えながら今日の記事はこれでおしまいに。

ではまた、ごきげんよう。

 

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