ビュッフェスタイルで取りにいくようにしているから大量に余ってしまうのね。
お肉は多少の冷蔵が効いても、野菜はもう切っちゃってるから日持ちしないし。
なにかいいアイディアないかなあ。
ある日の夕暮れ時。
携帯電話に向かいなにやら忙しそうにやりとりをしていたえみさんが、困った顔を浮かべていた。
聞けばバーベキュー店を営む友人から相談ごとを受けているらしい。
お店は学生や家族連れでにぎわう人気店。
お客さんが来るのはいいのだけれど、その分、仕入れも多く毎回たくさん食材が残ってしまう状態に、お店の奥さんが気をもんでいるそうなのだ。
なかでも残り野菜の量がすごいらしく、「どうにかならないものか?」と。
この間、大ちゃんが「こういうのやってみたいなあ」と見せてくれたのがあって。
たこ焼き屋の映像なんだけれど。
移動販売のワゴン車に「たこ焼き 蛸笑」って書いてある。
あった。これかな…
映像の出典元:YouTube【びわカン公式】第881回びわカン 子どもたちに大人気!【げんこつおじさん】
- テレビや新聞、ラジオなどで話題になったのは昨年あたり。
- お店を開くのは毎週木曜。場所は滋賀県草津市にある「出会いのひろば(草津市障害者活動支援センター)」( 現在は草津市役所裏の食堂「ゆかい屋」さんにのところに移転)
- 店主は水野晃男さん(通称「げんこつおじさん」)
- 出店は休みの日に。日頃は道の駅「アグリの郷 栗東(りっとう)」で駅長さんとしての顔を持つ。
- お客さんは子どもに限定。大人は対象にしていない。
- 「どんな境遇の子もたこ焼きで笑顔にしたい」基盤には母子家庭で育った自身の幼少体験がある。
- 「子ども食堂」に刺激を受けて始めた。
- たこ焼き一舟(7個) 小学生10円、中学生50円(現在は20円)、高校生100円(現在は30円)
- お代は「げんこつを握って箱の中に静かに静かに入れること」。あだ名の由来でもある段ボール箱(拳骨箱)の穴に落とす方式。
- 「払えない子がいるかもしれない」との配慮から、お金を入れた時の音がしないよう拳骨箱の中にはタオルが敷いてある。(入れる振りだけでもかまわない)
- 子どもたちが集まりやすいよう、場の雰囲気づくりを大事にしている。「学校どうや?」手渡しをしながら声を掛け、見守っている。
- 食材の調達(ネギ)は地元農家の方からのおすそ分けなどによる寄付も。(「おっちゃんのたこ焼きのタコは日本一ちっちゃいタコやで」と蛸は自前で賄っている)
- 「こうした場所がもっとあるといい」色んなところで広まっていくことを望んでいる
「♪町のはずれの時計屋さんは、とってもやさしいおじいさんー」
隠し味は人情味。
調べているうち心の奥には、幼いながらに何かを感じた悲しくも美しい歌が(だれか知っている人はいないだろうか?)ぐるぐるとリフレイン。
この方もきっとそんなヒーローにちがいない。
「草津よいとこ一度はおいで」
また話の舞台、地名から浮かんでいたのはもうもうと湯気が立ち込める温泉街のあるところだったのだけれど、
滋賀のは→草津市(げんこつおじさんのいるところ)
群馬のは→草津町(湯めぐりの名所はここ)
広島市には→西区草津
と、同名の場所が全国に3か所あることを知った。
「あのー?この辺りに温泉は…」
あぶないあぶない。同じ地名はややこしい。
レストランのオーナーに。
大ちゃんから出た話と、えみさんから出た話。
時間差で出てきたこのふたつを混ぜこけた、たあいもない書き止めがなにかの足しになるのもおもしろい。
イメージを飛ばしつつ今夜は投稿ボタンを押してみよう。
「七味唐辛子」の業界にもホットな親方がもうひと方。
花が咲いたら…?じゃんけんポン!