まかれたところで咲きましょか
半径5メートルの雑談記
インタビュー

【首のしこり】顎下腺腫瘍(がっかせんしゅよう)摘出手術・入院記録 ー前編-

つい先日、えみさんが、顎下腺にできた腫瘍の摘出手術を受けました。同じ症状の方が、調べている時に役立てばと思います。

病名 左顎下腺腫瘍
入院期間 6日間
入院日 2019年3月10日 (午前中)
手術日 2019年3月11日(翌朝~2時間30分程)
退院日 2019年3月15日(午前中)
医療機関 公立昭和病院

 

異変にどうして気がついたの?

かん
かん
えみさん。
まず始めに退院おめでとう。
えみさん
えみさん
うん。ありがとう。

そうだ、これね、7階の窓からきれいな富士山が見えたの。写真とってきたんだ。ピンクの富士山。

かん
かん
おー。あの部屋からこんなの見えるんだ。ありがとう。

この病気、最初にね、えみさんが変だなと思ったのはいつ頃だったんだろう。

えみさん
えみさん
半年くらい前に、なんとなくお化粧する時に鏡を見て、その時、ちょこっと膨らんでる気がしたの。

それがちょっとづつ大きくなっている気がして、で、今年(2019年)の1月くらいかな、子供たちに聞いたの。「ママのここ目立っていない?」って。

そうしたら、「ママ髪の毛長いからそこ隠れていて目立たないと思っているだろうけれど、それは病院に行った方がいい」って娘に言われたの。

まあ、家族の、身近な人間の一押しみたいなのがあったからだね。

まず、近所の耳鼻咽喉科に行って、で、そこから紹介状をもらって総合病院に行ったの。診察を受けて、細胞診(針を刺して患部から一部細胞を取る検査)を受けて、エコーMRIを受けたの。

どっちかっていうと、「嫌だなー、切るの怖いな」って思ったのは、大きな病院に来てからかな。

いつにしますか?」っていう話がお医者さんから出て、「ちょうど、キャンセルがありますけれど、今月ね。1週間後がありますけれど、どうですか?」って聞かれて。

で、その日のうちに決めることができなかったの。「家族と相談します」って言って、その日は帰って来ちゃったの。この検査結果が良性腫瘍だったしね。

で、差し迫っていたけれど、とにかくタイミングを逃したら、これはもうやりたくなくなるって思ったんだ。それで2日後くらいに先生にお願いしたの。

この時、もう1週間きってるくらいだった。

腫瘍の名前は?

かん
かん
正式な診断名は、左顎下腺腫瘍になるのかな。
えみさん
えみさん
うん。左側のね、首のところにある顎下腺にできた腫瘍だったから。

腫瘍の名前はなんですかねえ」って先生に聞いたの。

そうしたら先生がね、「ほぼ、”たけいせんしゅ”で間違えないです」って言ったの。

えっ?」って思って。もう一度聞き直したんだけれど、「たけいせんしゅです」って。
どうしても「武井選手」の漢字で頭いっぱいになっちゃったの。ふふふふ。

本当は正確に漢字で書くと、ちょっと待ってね、あった。「」「」「」「」「」で「多形性腺種たけいせいせんしゅ)」なんだけれど、ははは。

だって先生、絶対に「たけいせんしゅ」って言ったもん。
先生も苦笑いしていた。

入院前の不安は?

かん
かん
病気がわかった時に、怖かったのはどんなことだろう。
えみさん
えみさん
ふたつあるのね。

切る不安と、全身麻酔なの。

わたしの場合は、切る部分が顔から見えるところだから、が残ったら嫌だなって。

あとは喉が近いからね、が心配。変わらないかって。

全身麻酔はね、やっぱりやったことないから、受けた後の後遺症みたいなの、そのことばっかり考えちゃうの。

わたしも帝王切開の出産の時に、部分麻酔の経験はあるけれど、その時も足の感覚が術後しばらくなくなっちゃったの。

全身麻酔の状態っていうと、どんな状態なのかってずっと思ってた。やっぱり未知の世界のことはね、みんな怖いっていうか、恐怖だよ。

で、麻酔の同意書を書きに、娘と病院に向かった時に、説明をしてくれる麻酔医の先生が、こういったの。

この先生がまた、愛嬌のある面白い先生だったんだけれど、「よくドラマで手術シーンがあると、メスをもっているお医者さんがメインだって思うでしょ。でも実はね、全部麻酔医がコントロールしているの」って言ったの。

娘と顔を見合わせて「へえー」ってなって。魔法使いみたいな、面白い先生だった。

手術当日の様子は?

かん
かん
手術の時、手術室に入ってからは、どんな感じで進んでいくんだろう。
えみさん
えみさん
でね、実際は当日は、病室から手術室まで歩いていくでしょ。

自分の足で歩いて行って、さらに帽子をかぶって、そこからは看護師さんとふたりだ。手術室に向かうのね。

それで、「手術台の上に乗ってください」って言われて、で、台の上に座って、「上だけ裸になってください」って言われるの。

一応バスタオルで前は隠しているだけれど。次に手術着に着替えて、薄い緑色のおじさんが着るシャツみたいな、ガウンみたいな前が開くタイプの。

それで、利き手と逆の手、私の場合は右の腕から点滴を入れるところを探すんだけれど、腕、1発目失敗して、私は手の甲から。

感じとしてはね、こう、なにか催眠術をかけられるのに似ている。

好きな有線で音楽かけましょうか?」って聞かれて、もう音楽はすでに流れているんだけれど、で、「これで大丈夫です」って答えて、効き始めたと思った瞬間に、ぐっと落ちる。

こう、落ちる感じ。寝落ち。

麻酔から目覚めたときは?

かん
かん
手術の後、意識が戻った時っていうのは、どんな気分なんだろう。
えみさん
えみさん
で、気づいたときは、手術が終わって、自分の病室のベッドの上だった。

その間、私は忙しく夢を見ていた。忘れたけれど内容。

で、病室のベッドで朦朧としている状態、まだ、目がよく見えない、ぼやんとしている状態の時に、お医者さん、看護師さん、立会人のかんちゃんがいたでしょ。

でもそれでもまだ自分ではなにかしゃべれない感じだったの。

で、窓の光がすごい眩しかった。うん。

で、やっとの思いで「カーテンが閉めたい」ってことを伝えて、再び寝に入ろう、と思ったら、こう、麻酔が切れる感じなの。

で、最初に確認したのが、パンツとズボンをいつの間に脱がされていたんだ?いつだ?って思ったの。

記憶のない時に脱がされていたんだね。尿管がつけられているのね。ははは。大体そんな感じかな。

あとは麻酔が完全に切れるまで、術後は2時間、じーっとしていなきゃならない。じーっとね。

ベッドの上で固定で待機」って看護師さんに言われて。だから「わかりました」って。

この2時間が異常に長いの。で、その間、じーっとしているんだけど、足がちょっとでも動かせないかと思って、それで右足の親指とか、足首とかを頭で命令を出して動かそうとするんだけれど、やっぱり動かないの。

それでちょっとずつ膝をこうやって開いてみたり、足の、なんて言ったらいいんだろう。とにかく動かないの

それで、もうこれはいよいよ限界で、耐え忍ぶしかないと思った。手術着は汗かいているしね。ナイロン、ポリエステル混紡で暑いのそれが。

そこで頭の中に、確かに言葉が3つ浮かんだのね。

その3つの言葉が本当に思い出せないんだけれど、その3つを組み合わせた言葉を更に考えて、そう、造語みたいにね。そのへんてこりんな言葉をずーっと繰り返していたんだよ、頭の中で。

だって麻酔でまだ口が動かないから。

それで、その3つの言葉、もう1回唱えようとしてたら、看護師さんが来て、「起こしましょうかあ?もう大丈夫ですよ」って起こしたの。

それで「起きれますか?」って聞かれて、最初は自分の力では起き上がれなかったんだけれど、看護師さんがベッドを立ててくれて、そう、ウィーンって。

で、歩いてトイレまで行ったんだよ。あの点滴のバーをつかんで。

その呪文はもう消えちゃったんだ。だってもう思い出せないもん。

かん
かん
麻酔が切れると、すごく痛いのかな。
えみさん
えみさん
手術の麻酔が切れた時が、痛いっていう感じじゃないのね。

抗生物質の点滴を入れている間は痛くないんだけれど、それが切れると痛いの。

看護師さんに「頭が痛い、気持ち悪い時は、言ってください」って言われたの。

麻酔医の先生から、麻酔が原因の死亡率は10万分の1って聞いていたんだけれど、その恐怖感が全身麻酔にはあったんだけれど、でも実際には、お医者さんを信じて、まな板の上の鯉でいるしかないんだなって。

全身麻酔を受けた人のみ掛かるんだけれど、悪性高熱症、これが5万人から6万人に1人

あと、私の場合は、麻酔の後、喉の、気管の痛み声の枯れがあった。ちょうど風邪を引いた時見たいな感じ。これは3、4日で自然と治った。

― 後編につづく ―
【首のしこり】顎下腺腫瘍(がっかせんしゅよう)摘出手術・入院記録 ー後編- 前編の続きです。 顎下腺の腫瘍摘出手術を受けたえみさん。手術が終わり、初めての全身麻酔から、覚めた後のことを聞いていきます...
聞いたね
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