目次
自問自答。相撲と日常の接点を思い起こしてみた結果
ただ、両国には行くことがないし、テレビを見ることもないからなあ。
知っている力士の名前?
なんだろう。パッと浮かぶのは…
千代の富士。キン肉マンに出てくるウルフマンのモチーフ。
高見山。マルハチの布団コマーシャル。
力道山。白黒テレビ時代のヒーロー。
曙。ハワイアン。
小錦。ハワイアン。
朝青龍。モンゴル人。
舞の海。小柄を活かした強さで人気。
貴乃花と若乃花。お兄ちゃんと弟。
あと誰だ?出てこないもんだなあ。
「おすもうさん?電車の中で見かけたことあるよ」
時にそんな話を聞くものの、基本、電車に乗らんのだから出くわす気配はほとんどなし。
力士自体の数はどうなんだろう。減っているのかな?
アクション映画はいいんだけど格闘技に興味がない。
相撲のファンってどのくらいいるんだろう?
身近なところでは筋金入りの経験者。相撲をこよなく愛する者(大ちゃん)から、まったく知らなかったことをたくさん耳にする。
伝えるちからのあるところ。
相手が話題にうとくても面白おかしく流れをつかめるようはからえるのは、大ちゃんの類まれなる才だな。
とくに「岩手の八幡平では相撲人気がすごい」ことや、「東大相撲部がおもしろい」こと(そこはどうも個性豊かな人たちが吸い寄せられる場であるらしく、リアル版の「シコふんじゃった」ワールドが日々繰り広げられているようなのだ)を知れたのは新鮮だった。
相撲関係。独断と偏見ながら聞いてわかったことを集めておこう。
観戦をしながら楽しめるようになるもよし。技を覚えてまねごとができるようになるもよし。
どこまでつづくか、はっきょーい。
ちりも積もればなんとやらだ。
相撲で有名な場所について。女性は土俵に上がれない?
大ちゃんは両国国技館でも相撲を取ったことあるの?
ただあそこは女性だけはダメみたくなっているはずですね。
それはこの先も変わらないのかな?

実は相撲は国技ではなかった!?

ちがうんだ。
切りあっていた時代なんて、もっと前からだと思うし。
言ったもん勝ちっていう感じですかね。
検索したらきっと、…あ、あった。これだ。
台東区にあったってありますね。浅草駅前。駅から徒歩5分。
昭和59年に閉めたんですね。
相撲は”SUMO” 空手は”OSS”
東京大学、法学部のS・U・M・O教授。
わかりづらい相撲のルール。反則技とグレーゾーン。そして選手に起こりえる近い将来の予想

土俵の上でこれをやっちゃあいけないよ。「反則負け」ってなるのはどんな状況があるのかな。
あと、目を潰しちゃいけない。
あと、胸からお腹にかけて蹴ってはいけない。
あと、髪の毛をひっぱっちゃあいけない。
あと、相手の手の指を握ること。1本、2本もダメだったかな。3本からはよくって。
ちょっとここは覚えていなくて。自信がない。
ただ、グーじゃなくて開いてればいいんですよね。
この前、試合で思いっきり振りかぶってから張り手をして叱られてたのがいますね。
ルールの解釈だと、膝蹴りもオーケーになっちゃいますね。
腹部はダメだけれど、お腹と胸、それ以外はかまわない。
ローキックとか、ハイキックで頭を狙うとか。
ルールを研究した外国人選手が穴をついてバンバンねらってくるでしょうし。トレーニングも科学的に積んで、もっと効率よく体づくりもできるし。
あと、関節技もオッケー。もちろん、エルボーもオッケイ。
それが相撲で大ちゃんがやってみたいことだよね。
レスリングの動きは相撲にちかいので、これからの相撲は練習に取り入れた方がいいですね。
自分の考えでは7割はレスリング、あとの3割は柔道。こっちは技ですね。足技だったり。
他のスポーツの押す力、例えばラグビーとかアメフトとかの体の使い方も気になりますね。参考になる部分があるんじゃないかな。
それと相撲でもサポーターをつけた方がいいんじゃないかなって思います。
押す人は。きついのをつけると反発でぜったい出力があがるんで。
テーピングとかも巻き方を研究した方がいいです。
練習中は肌が出ているところをスパッツとか衣類で保護してやるのも大事です。
なんせ転がってすれてできた傷口に、常時、土がすりこまれていくんだから。
マットの上での練習も取り入れたいですね。神戸の糸井さんのジム(一心館神戸)のように。
新田さんが言うにはグレーゾーンは首を絞めるフロントチョーク。
相手を落とす(気絶させる)技なんですけれど。締める技。
首はさわってもいい部分なの?
ああ、締め技は確かに微妙だなあ…。
タップしても止めがはいらないだろうし。ただまあ、反則負けにはならないと思います。
慣習にとらわれていた分、伸びしろが大きい。これからの相撲に必要なもの
各人で対策をしているものなの?
セコンドみたいに取組中にアドバイスを入れる人はいないの?ああ、でもやってる時に声をかけるのが禁止とか?
記録はのこっていても軍配の決まり手くらいで。どんな相手に対しても「気合いだ!」「押せっ」とかよくわからない精神論で片してしまうのが通常です。
指導する立場にいる側、過去に実績ある人たちの言葉が絶対なので。
利き足はどっちなのかを捉えておいたり、わざと動きに緩急をつけて相手の得意な形を崩したり。
ボクシングとか野球のキャッチャーみたいに、ちゃんとスコアブック的なものをつけてデータの解析を重視するようになれば、結果がまるでちがってくることはわかりきっているんですけれどね。
あー東大生、傾向と対策は得意だろうに。だれかやってくれないかなあー。
筋トレは?どうなんだろう。今はまだ「稽古のための稽古の段階」って前に伝えていた言葉を思い出す。
筋トレの重要性は前にも話しましたけれど、あとは体の中の固いところの使い方も。肘とかの。「骨」ですね。
筋トレのベンチプレスじゃあないけれど、重いものを支えたり、受け止めるのには肩甲骨の使い方も重要になってきます。筋力には絶対量があるんで。特に体格差のある相手と対戦する場合には。
ただ体重があればいいってもんではないってことだったよね。
体づくりに必要な栄養学の知識。体重をあげるのにも、2食でどか食いするんじゃあなくて、やっぱり1日5,6回に分けて。朝はプロテインとバナナ。
いつでも食べられる環境を整えられるかどうかでしょうね。理想は練習場の脇にビュッフェみたく自由に食事をとれる場所があって。ご飯を用意しておけるだけでも卵と納豆ですぐに食べることができます。
ちいさなことかもしれないですけれど、持っている力をフルに発揮する、限界まで力を引き出すには細部にまでこだわること。
試合前にアンモニア臭を嗅いで覚醒させるとか。これは格闘技なんかでも強い選手は当たり前のようにしています。
「なまくら」の謎。魚は木に登らない

反復練習によって生まれる、その競技に必要な新しい神経回路をつくるトレーニング。
こうきたらこう、こうなったらこう。試合の展開と対戦相手の思考を読みながら、場面場面でいくつも先の手が用意されている。
そんな絵が浮かぶな。勝ち方はひとつじゃない。
切れない刀のこと?
だから稽古なんかでも、剣道でいったら面だけ練習しているようなもの。ずっと面。
小手面もなし。胴もなしです。
向いていないことをしても個性が活かされないだろうに。楽しくなくなっていく。
アメリカの世界一大きな総合格闘技団体なんですけれど、そこが誕生してから所属選手たちの実力が一気にあがって。
たとえばある格闘家は寝技が得意で黒帯だったとしても、打撃もそれ相当に実力を備えていることが業界の標準になったんです。じゃないともう誰も勝てない。
それまではこの選手はこれで決めてくる。通じない相手にもそれでいくというのがはっきりしていて。
まあ、それはそれで見ている分には面白かったんですけれどね。
当時、日本には実力の高い選手を抱えた「PRIDE(プライド)」という団体があって。1997年頃が最盛期。
身から出た錆。色々と世間を騒がすごたごたがあって自滅してしまったんですけれど。
PRIDEは「RIZIN(ライジン)」の出どころにもなってます。
今はUFCで勝てなかった選手がRIZINにリリースされてきていますね。
他に大ちゃんが練習時に取り入れたいって思うことは、なにがあるんだろう。
学生だったら例えば学業があったりで、短い時間しかとれないにしても、集中した意味のある練習メニューがあったら必ず力がついていきます。
もし自分が相撲の教室とか場所を開くとしたら練習は朝、夕、2回。慣習にとらわれた指導は抜きで。週2回か3回の練習日が欲しいかなあ。
先の見えない長時間稽古じゃあなくて、タイマーで測って。時間がきたらそこでピッとおしまいにする。
あー本当はやることはいくらでもあるんだけれどなあ。
1日とか週の流れみたいなのを。
話がちょっと飛ぶけれど、それじゃあ「はっきょい」っていうの、あれは…
う、まずいか、そろそろ送迎にいかなきゃ。35分過ぎてる。
あー今もっと聞きたいんだけどなあ。
相撲って本当は頭も使うし自由で楽しいものなのになあ。
いってらっしゃーい
【後日談】相撲を広げていくには…
裾野を広げていくには、大会をもっと増やしていく必要がありますね。
理想は柔術みたいに。
- 試合は体重別にする。
- 白帯⇒黒帯のように習熟度を示す「帯」を導入。
- 対戦は年齢別、レベル別にする。
柔術は帯の色によって、使えない技とかがけっこうありますね。
押す、突く、脇に刺さない。
下に潜り込んでも、上から覆いかぶされて決められたら力で動けないでしょうから。
現時点で日本人選手が勝つとしたら、とにかく廻しをとらせない。世界各国、掴む競技をしている人が多いので。
逆にチャンスがあるとしたら、押すことに慣れていない人が多いので、そこになるでしょうね。
もちろん、様々な競技を研究して掴む技術をあげていくことも必要ですが。
あと、立ち合いをしっかりあたることですね。
このマニアックな会話、だれかわかってくれる人でてこないかなあ。

花が咲いたら…?じゃんけんポン!