あすこは「かまどを返した」というのは財産をなくすこと。
うん。これはなんとなくイメージがわくな。
保証人になったおかげで「かまどきゃした」とか言いますね。例をあげると。
響きがカタカナっぽいな。
カマドキャス。昆虫にいそうだ。
目次
クイズみたいな東北弁。変換できるかやってみよう。岩手弁の基礎単語集

「あめちゃった」はもうだめ。
「あめてる」は北海道弁(母ちゃんの田舎/小樽の隣町「余市」)でも言うのかも。
「かぷける」になっちゃうと、もうカビちゃってだめ。
明日は金曜。生ごみ投げる。
なんか皿を割ったり、水をこぼしたりしたら、「じゃじゃじゃ!」。
あじゃじゃじゃ?!
「ねふての?」(ねむいの?)
変換が効かなくなってきた!難しくてかわいい岩手弁の日常会話(「津軽弁」も翻訳が必要なレベル。東北の方言の中でも難易度ランキングトップクラスの模様)

お題:「昨日のご飯なんだったの?」
「ばんげままなだたよ」
「あー。あたのくたのよ」
「めがったか」
「めがったよ」
「がっこさえぐまえにごみなげてけや」
「かふんしょうでめがまなぐ」
「まなぐたまちょしたら、ばげがらいんずくなって。まいったな」
かわいらしさもあるなあ。こうやって聞くと。
そのばんげままあめちょらんて。さっきくたらまなぐたまとびでんほどめがったよ。
宮城弁は語尾が勝負。フランス語?津軽弁は聞き取れても発音ができない!
語尾が「いん」になることが多いですね。みわちゃん(奥さん)の石巻(いしのまき)の方だと。
「さむがらながさへらいん」(寒いから中に入りな)
…そうか。大ちゃんは宮城弁もわかるんだ。
秋田とか青森、周りの県の方言もわかるの?
こんなのです。
いいなあ。おれなんかほんまもんの大阪弁とも遭遇したことがない。沖縄弁も。
あー九州弁も興味あるなあ。
混ぜこけたらどうなっちゃうんだろうね、こういうの。
ある朝、起きたら「なんとなくわかる。でも何語なんだこれは!」の世界になってるの。
果たして混ぜこけバージョンの方言は世間で通じるのか?
「ガッパありえへんわ」って。
「ガッパ」は津軽弁で「すごい」とかいった感じの意味なんだけれど。
なんだろうなこれは?
ちなみに「ガッペ」は田舎もんのことです。
おっかしいなあそれ。
【方言ラップ】「楽曲名:TSUGARU 作詞・作曲・編曲:IKUZO YOSHI」を耳にして
加筆(2019年11月4日)
すごいねこれも温故知新。方言ラップっていうのか。
キャプションがあってもニュアンスが…。
ネイティブにしかわからんレベルになっている。
そして言葉の「ノリがいい」(What a easygoing!)。
本格的に横文字の世界だったんだ津軽弁は!
吉幾三「TSUGARU」MV(2019年9月12日配信リリース)
「きゃっちゃに着ちゃだめ」。

「ほにい、しょすなや」(ああ、ほんとだ、恥ずかしいな)
濁点の位置がちがうか。ちがうな。カスガイだった。しょすなや。
「おやかたはえさいですけ、でらんじゃねえか」
「じゃあ、すっぱれは?」
「最近としいってわがんなくなってきて。ほげんけておぼえてない。」
「きゃんどっぽっぽずな」。
「きょう、ぬぐくて、きゃんどぽっぽづな」(今日はあったかくて、道路が熱い)。
アイスが欲しいぞ、ぽっぽづな。
キャンドゥ(Can★Do/100円ショップ)に行ってくる。
「ぬくだまりつつ」(ホットミルク)
「箱まんずらあ」(箱ごど持ってきて)
意味は通る?これで
世の中には、おもしろい方言(造語)のぎっしり詰まった小説がある

ふう……。それにしても、この微妙なイントネーション。
数々の抑揚に動詞の活用と語尾の変化。文字に起こすのがむずかしい。
あれだね、これは。
使わないと薄れてしまうところ。
それでも話していると復活をしてくるというところ。
さらには近隣地帯で耳にする変形バージョン弁に対しての予測が利きやすいところ。
もしかすると、大ちゃんはベルギー人みたいに数か国語を操るバイリンガル、いや、トリリンガルだったのかもしれない。
初めて日本に来た人が、いきなり八幡平の地に降り立って住み込み始めたりすると、面白ワールドが展開するんだろうなあ。
よその国で最初に出会う人の影響力は大きい。
後々までその国のイメージをも作ってしまうところがある。いや、ほにいほにい。
「べっこまだー」「ひっこまだー」だったかな。
手元になくて曖昧だけど、2、3回読んだ好きな本。
「オロロ畑でつかまえて」あれは良かったなあ。
そうそう、舞台は牛穴村だった。ヘラチョンペ。
方言。いいなあ。なんかいい。
憧れの九州弁。かわいい佐賀弁との遭遇
「うわーそれなら、きゃんどぽっぽずなはね、何になるんだろう?」
「?」
週に2回。着替えを積んだブロンプトンで向かう先に、時折り現れる看護師のなおみちゃん。
彼女はたしか出身が「佐賀県」であったことを思い出し、そうだ、それはしっかり九州なのだ。
「知りたい知りたい、きゃんどぽっぽずな。これが大ちゃんの岩手だと道路があついになるんだけど…」
「?方言ね。んー。道があつか?かなあ。まあふつうで…」
「ありゃほんとだ。なんかすごいのないかなあ、じゃじゃじゃみたいの」
「がばいばあちゃんみたいなのですか?」
「あ、その小説は読んだ記憶が…そうかタイトルにも佐賀がついてて、あれも方言がたくさん出てくる本だったのか。」
「あれは福岡寄りの鳥栖の方の言葉で。ふだんはなかなかでてこないかなあ。そう、電話とか戻った時なんかじゃないと。」
「んーそっかあ…」
「佐賀市内だとちゃーがつかって使います。」
「ちゃーがつか?」
「はい、ちゃーがつか。はずかしいって意味です。」
「おー。しょすなやのやつだ。」
「ちゃーがつかです。」
「いいねえ、これはわからない。ありがとう。」
穴熊だけは発音が…あれはなんていえばいいんだったかなあ…
そう、小さくて、コロンとしていて、おいしいやつで…じいちゃん、なんて言っていたかなあ…
ほんと表現が独特で。
聞くほどに謎めいてゆく岩手ばなし。なんでも食べてたんだね大ちゃんは。
お次は、一味も二味もちがった田舎暮らしの話だよ。

花が咲いたら…?じゃんけんポン!